カポラレ&オチャンド主催
≪スパニッシュ&イタリアンヴァイオリン展示会≫
〜ストラディバリウスとコントレラスから、20世紀の名器たち〜
2016年2月4、5、6日の三日間、カポラレ&オチャンド主催≪スパニッシュ&イタリアンヴァイオリン展示会〜ストラディバリウスとコントレラスから、20世紀の名器たちまで〜≫を駐日スペイン大使館にて開催致しました。
今回の展示会には三日間で500名を超えるお客様にご来場いただきました。
改めまして、お忙しい中会場に足をお運びいただいた皆様、誠にありがとうございました。
また、ご協力いただきました駐日スペイン大使館並びにスタッフの皆様、そしてコンサートやイベントにご協力くださいました全ての演奏家及びご関係者様に御礼申し上げます。
初日の展示会後にはヴァイオリニスト成田達輝氏のスペシャルコンサート(ピアノ:萩原麻未氏)が行われ、約150名のお客様に素晴らしい演奏をお聴きいただきました。
本展示会のメインとなるストラディバリウス・タルティーニ1711と成田様が普段お使いのガルネリ・デル・ジェス1738を交互に使用し、素晴らしい演奏をご披露いただきました。
演奏曲目は下記の通りです。
<演奏曲目>
Cyril Scott: Lotus land
Tartini: Sonata Devil’s trill
Tchaikovsky: Melodie
Kroll: Banjo and fiddle
Albeniz: Tango
Sarasate: Carmen fantasy
また、演奏後には下記の順に四つの楽器を、チャイコフスキーのワンフレーズとともに弾き比べいただきました。なかなか一同に揃うことのないラインナップを世界的奏者にお弾きいただき、とても贅沢な時間となりました。
- G. B. Guadagnini, in Turin, ex-Rostal, ex-McCallum, c. 1773
- José Contreras “The King”1760
- Antonio Stradivarius “Tartini” 1711
- Guarneri del Gesù “ex-William Kroll”1738(成田様所有)
さらに光栄なことに、スペシャルコンサートには高円宮妃久子様にもお越しいただき、コンサート終了後には数々の展示ヴァイオリンをご覧いただきました。
二日目と三日目に開催された「プロの演奏家によるヴァイオリン音色聴き比べコーナー」では、我々が撮影協力しておりますテレビ朝日番組『芸能人格付けチェック』さながら、クイズ形式で聴き比べいただく一幕も。なかなか同時に様々なヴァイオリンの音色を聴く機会はないこともあり、参加者の皆様はとても楽しんでいらっしゃいました。
また、三日間を通して実施した事前予約必須の「ご試奏コーナー」は、人生でなかなか触れる機会のないストラディバリウスを実際に弾けるということで大変好評でした。プレイヤーの皆様に貴重な体験をご提供できたのであれば幸いです。
この度の展示会のヴァイオリンは、カポラレ&オチャンド弦楽器専門店の長年の経験と国際的ディーリングコネクションによって実現されました。ご関係者様に改めて感謝申し上げます。
カポラレ&オチャンド弦楽器専門店を、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
February 2016
Text: Yuri Sung