二人の出会い

当店のオーナー二人が来日してから早20年以上が経ちました。ここで少しオーナーであるパコ・オチャンドとルイス・カポラレの紹介をさせていただければと思います。

スペイン出身のパコ・オチャンドはチェリストとしてヨーロッパと日本で精力的に活動する傍ら、楽器のディーラーとしても実績を重ねてきました。また、メディアの撮影協力やイベントでの演奏、展示会の主催にも積極的に取り組み、弦楽器界への貢献に勤めてきました。その大らかで気さくな人柄もあり、国内のビジネス界にも多くの繋がりを持っています。

一方、アメリカ出身のルイス・カポラレは、30年以上にわたりヴァイオリン製作に従事してきた熟練した職人であり、世界的にもその名を確立している弦楽器ディーラーです。出身国であるアメリカの名だたる弦楽器ディーラーたちとのコネクションと幅広い楽器収集力は一線を画すと言えるでしょう。また、弦楽器の製作指導者としてもその教育に尽力し、国内で活躍する数多くの製作家を輩出してきました。

二人が出会ったのは2005年、八王子のスポーツジムだったようです。外国人同士ということもあったのかお互い信頼感を覚えた二人はすぐに意気投合。話すうちに「弦楽器」とういう大きな共通点を見つけ、後に共同でビジネスを始めることになったのです。演奏家のパコと製作家のルイスはそれぞれの強みを活かし、たまには互いに補い合いながら二人ならではのバランスで本物を見極めたディーリングを行なっています。

外国のような店構えからか、店舗名からか、たまに「日本語は通じますか?」という心配のお言葉をいただきます。日本在住歴が長い二人は日本語もばっちり話せますのでご安心ください。また、日本人スタッフもおりますのでお気軽にお越しください。

当店で取り扱う弦楽器は全て、オーナー二人の確かな目でしっかりと厳選しています。世界基準に合った弦楽器と弓を仕入れ、お客様のもとにお届けすることが日本を愛する二人の役割であり社会的責任だと考えています。世界に通用する、そして長く深く愛せる弦楽器を手にしていただければ幸いです。